ちりぬるお本舗制作日誌

同人ゲーム・同人コミックその他制作サークル「ちりぬるお本舗」の主催でありプリキュアヲタクの奇々浦ヌル夫がゲーム、ドット絵、その他色々な物を作るブログです

SQLをテストする方法がよく分からなくなったこと

PG中のSQLにバグがないことを検証する単体テストをしろって言われたんだけど、テストの設計はあまりやった事がないのでちょっと困った・・・

<テストの条件>
1.PGの機能は、元のデータベース(A)からSQLで取得したデータを
  別のデータベース(B)のテーブルに書き込む
  というもの

2.SQL複数のテーブルを結合していて
  それぞれにWHERE文で抽出条件を指定していて、やや複雑

3.テスト内容は、下記の形でPGの正当性を示せ、という物
 ①「PGを実行すると、データベースAからはN件のデータが取得されるはず」
 ②そして実際に実行してみると
  「データベースBにN件のデータが追加された」
 ③よってこのSQLは正しい


4.データベースAには本番データをもとに作ったテストデータが現在入っているが
  このデータは参照のみ許可されており、削除・編集してはならない
  データベースBのデータは好きにいじってよい(全部空にしちゃってもよい)


<考えた事>

データベースAの特定のデータ2,3件を抽出して
「このデータはBに書き込まれる」「このデータは書き込まれない」というのを
検証するのは簡単だ。私も今まではそういう風にテストしていた。

しかし、今回の指示はそう簡単ではない。
データベースAをのデータを一つ一つ見て行って
「このデータはBに書き込まれる」「このデータは書き込まれない」と調べていけば
原理的には検証可能だが、そんな全数調査できるほど小規模なデータ数ではない。

SQL中に出てくる各抽出条件すべてを総ナメするように
テストパターンを機械的に作って、それをデータベースAに入れたうえで
テストすれば、「N件出てくるはず」というテストはできるだろうが
今回の場合、データベースAの中身はいじるなと言われているのでそれはできない

かといって、他にどういう方法をとったとしても結局
 ① PG中で実行しているSQLを実行する→N件取得される
 ② PGを実際に実行する→N件取得される
①と②の件数が一致したのでテスト成功です!
という「お前、それ同じSQL流してるんだから当たり前じゃん」という
テストと等しい内容のテストしか思いつかなくて行き詰ってしまいました

<知りたい事>

1)何か上記の条件を満たすいいテスト方法はないでしょうか

2)そもそも、どんなテストも厳密に完全にPGの正当性を検証することはできない
 (同じPGを二回作って検証することになってしまう)
 と思うので、自分のアプローチ(もしくは上司からの指示)がそもそも間違っている気がします。

 この状況で全件数モレなく取得することを検証するテストを考えるのが無駄であるならば
 せめて、一般的にSQLの正しさを検証するテストにおける頻出チェックポイント
 みたいなものがあったら教えてください。